山中慎介 5連続KO防衛を宣言

ミット打ちで鋭い左ブローを繰り出す山中慎介
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 23日に大阪城ホールで6度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)が16日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。同級3位シュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)を想定したスパーリングやミット打ちなどで精力的に汗をかいたチャンピオンは、「相手がファイタータイプなので足の使い方を意識している。向かってくると思うのでパンチは当たりやすい。チャンスがあれば狙っていく」と5連続でのKO防衛を宣言した。

 今回は関西圏で初めての防衛戦とあって、滋賀県出身の山中にとって凱旋試合となるだけにモチベーションは高い。当日は3500人以上の応援団が何十台かのバスで駆け付ける予定になっているという。「大阪城ホールという素晴らしく大きい会場で試合ができて幸せ。普段の10倍以上の応援団なので声援を力に変えたい」とやる気は満々だ。

 昨年は3度の防衛戦をすべてKO勝利で飾り、今年は海外進出、ビッグマッチの実現を目指すだけに、ここで弾みをつける内容でアピールしたいところ。すでにスパーリングも120ラウンド以上を消化、ウエートもリミットまであと2キロと調整も万全に進んでおり、最高のパフォーマンスを見せる準備は整っている。

 「相手が出てくる分、正直やりやすいと思う。バックステップで踏み込める距離を作ってからパンチを打ち込んでいく。タイミングが合えば(試合は)終わると思います」と自信たっぷり。世界の強豪を震え上がらせてきた“ゴッド・レフト”(神の左)で、関西のファンをしびれさせてくれそうだ。

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