マエケン、メジャー初黒星も「幸せ」

 マーリンズ戦の2回、イチロー(奥)を空振り三振に仕留めたドジャース・前田=ロサンゼルス(共同)
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 「ドジャース3-5マーリンズ」(28日、ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(28)がマーリンズ戦に先発し、6回2/3を投げて7安打4失点でメジャー初黒星を喫した。3勝1敗で防御率は1・41。メジャー自己最多の101球で5奪三振1四球。初対決のイチロー外野手(42)を3打数無安打に封じたが、自己最多失点を記録した。

 試合後の前田は1点リードの七回2死一、二塁からゴードンに同点適時打を許した場面を振り返り、「絶対にリードを守らないといけない場面。ツーアウトまでいって最後にヒットを打たれてすごく悔しい結果になりました。あそこは無失点で降りることが僕の仕事だった」と話した。

 ベンチに戻る際に地元ファンから大きな拍手が起こったことには「本当にありがたいことですけど、自分の中ではすごく悔しい思いしかない」と前田。残した2走者を2番手投手がかえしたことで敗戦投手となったが、「(チームが)負けてしまったのは先発ピッチャーの責任でもあると思う」と言い切った。

 試合には敗れたが、子供のころから憧れてきたイチローには完勝した。二回の第1打席で空振り三振を奪うと、四回は三飛、七回は遊飛。25日の試合前のフィールドで初対面が実現した際には対戦を“熱望”したが、「まさか対戦できる日が来るとは思っていなかったですし、僕にとってはすごく幸せな時間でした」。さらに「結果どうこうよりも対戦できたことが僕にとってはすごく貴重な時間になりました」と続けた。

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