イチ、2安打&同点ホームで3連勝貢献

 ブレーブス戦の8回、二塁内野安打を放つマーリンズのイチロー=アトランタ(共同)
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 「ブレーブス3-7マーリンズ」(2日、アトランタ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「6番・右翼」で出場し、4打数2安打1得点。先発出場では9試合ぶりのマルチ安打で打率を・252とした。メジャー通算安打数は2927本となり、歴代37位のアル・シモンズに並んだ。チームは3連勝で、5月13日以来となる地区3位に浮上した。

 つながった。1点ビハインドの四回。先頭のイチローがカウント0-2と追い込まれながら、初対戦のペレスが初めて投じたカーブを右中間へ弾き返し、二塁を陥れた。後続の二ゴロで三塁に進み、後続の中犠飛で同点のホームを踏んだ。

 チーム3連勝に大きく絡んだ攻撃。試合後のイチローが「『野球』をやってるような感じにはなるよね」と満足感を漂わせた。

 試合前には守備位置が一転、二転した。午後零時10分開始のデーゲーム。開始2時間前に発表されたラインアップではイチローが中堅に、正中堅手のオズナが今季初めて右翼に入ることになっていた。

 突然のポジション入れ替え。その理由を問われたジェニングス監督は、左手負傷でリハビリ中の正右翼手、スタントンが戦列復帰を目前にしている状況に触れながら「外野手の組み合わせをいろいろやっていきたいから」と説明した。

 ところが、試合開始30分前になって、2人の守備位置を再び変更。イチローは右翼に、オズナが中堅に戻された。

 イチローが最後に中堅で先発したのは6月15日のヤンキース戦。試合開始1時間前のフィールドに出て行った個人練習では“本塁打阻止”のプレーを想定して中堅フェンスの壁を2度、駆け上がった。「壁はいけそうですね」。4カ月ぶりの中堅はならなかったが、最高のパフォーマンスをするための準備はこの日も万全だった。

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