球児 契約に“抑え条項”含まれていた

 レンジャーズ入団が決まった藤川球児投手(34)の契約に1年目の完了数に応じて2年目の年俸がアップする“抑え条項”が盛り込まれていることが分かった。米スポーツサイト、CBSスポーツのヘイマン記者が17日、自身のツイッターで伝えた。

 レンジャーズと1年100万ドル(約1億7千万円)プラス出来高、16年の契約は球団が選択権を持つとの条件で合意した藤川。同記者によると、16年の年俸は200万ドル(約2億3400万円)でバイアウトの場合は10万ドル(約1170万円)が選手に支払われる。ただし、来季の完了数が一定の数字に達すれば、16年の年俸は350万ドル(約4億円)まで上昇するという。

 球団からは抑えのフェリスにつなぐセットアッパーとして期待されている藤川。「完了」は、試合の勝敗に関係なく、最後を締めた投手につくが、契約に盛り込まれる条項は「抑え」を意識したものだ。

 16日の電話会見で藤川はクローザーへの思いについて「特にないです。まず健康であればどれぐらいの成績が出るかを冷静に判断していかないといけない。しっかりと自分の状況を考えて一歩ずつという感じですね」と慎重な姿勢を見せていた。日米通算222セーブ。目指す場所ははっきりしている。

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