菜七子がJRA初勝利 「やっと勝てた」

口取りに向かう藤田菜七子はファンからの「おめでとう!」の声に感極まる=福島競馬場
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 ついにこの時がやって来た。16年ぶり7人目のJRA女性ジョッキーとなった藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本康広厩舎=が10日、福島9Rを単勝2番人気のサニーデイズで制し、中央デビュー51戦目にしてうれしいJRA初白星を挙げた。道中は2番手を追走。4角で先頭に立つと、後続の追撃を寄せ付けず、そのまま力強く押し切った。

 待望の勝利を手にした菜七子は「ホッとした気持ちが一番強いです。(歓声が)聞こえました。(ゴール後は)やっと勝てたんだなぁという思いで、本当にうれしいです」と余韻に浸っていた。同期では木幡巧也騎手、坂井瑠星騎手、荻野極騎手に続いて4人目。

 地方では3月24日の浦和競馬で初Vを含めて2勝をマークしたが、所属するJRAでの勝ち星は今回が初めて。中央でのJRA女性騎手による勝利は、04年6月20日に増沢(旧姓牧原)由貴子元騎手が挙げて以来だ。「思うように乗れないことも多くて、全然駄目だなと思うことが何度もありました。無事に初勝利を挙げられて良かった。2勝目を目指して頑張ります」と、さらなる飛躍を見据えて意気込んでいた。

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