【競輪】熊本記念は武田豊樹が制圧

 「火の国杯争奪戦・G3」(13日、熊本)

 熊本競輪の開設65周年記念「G3・火の国杯争奪戦」は13日、11Rで決勝戦が行われ、武田豊樹(41)=茨城・88期・SS=が1着。熊本で3回目、今年4回目、通算25回目の記念優勝を飾った(G3優勝は26回目)。2、3着は平原康多(埼玉)、斎藤登志信(宮城)が入り、ラインで上位独占。車券は2車単、3連単とも1番人気で決着した。

 打鐘前に浅井康太(三重)が坂口晃輔(三重)-林巨人(愛知)が上昇してレースが動き始める。打鐘過ぎには正攻法の平原-武田-斎藤を制した浅井-坂口-林が出切る。山賀雅仁(千葉)-渡辺晴智(静岡)も上昇したが出切れず、単騎の池田良(広島)はこのラインに切り替えたが再度、中部勢を追うことに。7番手に置かれた平原が、打鐘4角から豪快にスパート。浅井も踏み込むが、スピードで勝った平原が先頭に出る。浅井は4番手に収まるが、直線まで動くことができず、先行した平原をうまく残した武田が1着でゴール。平原が2着に粘り、武田追走の斎藤が3着に入った。 優勝した武田は「平原君のおかげです。(熊本は)応援が多くてうれしい。小倉G1(競輪祭・11月20~23日)へ向けては、いい体調に持って行って、いい勝負ができればいいですね」と語った。

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