【競輪】平原康多が14回目の記念V
「G3・阿波おどり杯争覇戦」(5日・小松島)
11Rで決勝が行われ、平原康多(33)=埼玉・87期・SS=が1月の大宮以来、14回目の記念制覇を果たした。小松島では2年ぶり2回目の栄冠。最終4角から内を突いて鮮やかに抜け出した。平原ライン3番手の磯田旭が2着、脇本雄太マークの村上義弘は、伸び切れずに3着だった
レースは打鐘で原田-小倉が先制すると、すかさず脇本-村上が反撃。激しいつばぜり合いの中、平原はその後位でチャンスを待った。最終2角から加速。3角で前が詰まりバックを踏んだが、そこから真価を発揮。4角から内を突くと脇本、村上の間を縫うように抜け出した。 「とっさ(の判断)でしたね、完全に。諦めないで良かった」。レース後は、勝利の喜びに満ちた言葉を絞り出した。次は寛仁親王牌(17~20日・弥彦)。勢いに乗ってビッグタイトル奪取へ駆ける。