【競輪】武田豊樹が高松宮記念杯制覇

「高松宮記念杯競輪・G1」(21日、岸和田)

 12Rで争われた決勝は、武田豊樹(41)=茨城・88期・SS=が直線で鋭く抜け出して優勝。昨年末のKEIRINグランプリ2014に続くビッグタイトルを獲得。優勝賞金2890万円と、KEIRINグランプリ2015(12月30日・京王閣)の出場権を手に入れた。2着は稲垣裕之(37)=京都・86期・S1、3着にはデイリースポーツのロゴ入りユニホームで戦う佐藤慎太郎(38)=福島・78期・S1=が入った。

 レースは残り2周の赤板で、脇本雄太-稲垣裕之-村上義弘の近畿ラインが主導権を奪うが、残り1周で平原康多がまくり反撃。稲垣が最終2角で番手まくりを敢行するが、平原の後位から切り替えた武田豊樹がうまく稲垣の番手にハマり、最後の直線で鋭く抜け出した。

 優勝した武田は「(前を任せた)平原君の力を信じていた。しっかり仕掛けてくれたし、自分も反応ができた。(今年から)ギア規制がかかって慣れるまで時間がかかり、思うようなレースができなかったけど、ここでいい走りができた」と表彰式では笑顔でファンの声援に応えていた。

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