【天皇賞・春】スタミナ&横山典で戴冠

ゴールドシップで天皇賞を制し、両手を突き上げる橫山典
2枚

 「天皇賞・春・G1」(3日、京都)

 ゲート入りをごねまくった発走前から、G1・6勝目のゴールまで、終わってみれば“ワンマンショー”。破天荒なゴールドシップを、名手・横山典弘騎手が見事に操った。

 序盤は最後方を追走し、2周目の向正面からスパート。勝負どころでは好位の外め3番手まで押し上げ、直線の二枚腰で混戦を断ち切った。前・後半を1600メートルで二分割すると、1分38秒5-1分36秒2。本来、この後傾ラップを外からまくり切るのは至難の業だ。不可能に近いことを可能にしてみせたのは、ゴールドシップの無尽蔵のスタミナが原動力だったと言える。

 勝ちタイムの3分14秒7は、ゴールド自身、このレース3度目の挑戦で最速。この数字にも、鞍上が21世紀の芦毛の怪物の底力を余すことなく引き出したことが表れている。

 2着フェイムゲームは、ハーツクライ産駒らしく“消耗戦での強さ”を発揮。まだ5歳で、母系のタフさも考えると今後さらなる飛躍が期待できるはずだ。一方、1番人気のキズナは、フェイムゲームと同じ位置にいながらも伸び負けした。昨年の敗戦からも、3200メートルは長いと言わざるを得ない。

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