猪瀬氏スイート使用「それはいいのよ」

 前都知事の猪瀬直樹氏が13日、読売テレビで放送された「そこまで言って委員会NP」に出演。政治資金の公私混同問題や、高額出張費問題に揺れる東京都の舛添要一知事を批判する一方で、自身もファーストクラス利用やスイートルーム宿泊を認め、「それはいいのよ」と“釈明”した。「議長」を務めるMCの辛坊治郎氏から「説得力がない」と突っ込まれ、しどろもどろになる一幕があった。

 元TBSアナウンサーの小島慶子から「猪瀬さんはスイートルームとかファーストクラス、使ってました?」と聞かれると、「もちろん使う時は使いますよ」と発言。その上で「舛添さんの言い訳があいまいだからいけないんですよ」とした。

 猪瀬氏は、ファーストクラス利用について「(都知事は)ファーストクラスを使うのは当たり前。セキュリティーの問題として、一番前の席に座らなきゃいけないの、SPと一緒に」と説明。同様に、新幹線ならグリーン車の一番先頭の席に座ることも付け加えた。

 ここで、辛坊氏から「オリンピック誘致で南米行かれた時はファーストで行かれてますよね」と指摘されると「あの…JALだった時…かな(ファーストクラスがあったから)…」とやや語尾があいまいな感じで返答。そこですぐに話がスイートルームに切り替わると「スイートルームはいらない」と語気を強め、「(海外出張では)こちら側から相手側に訪問するから(必要ない)。相手側からこちらに(来ることは)ない」と体験談から説明した。

 そこで、辛坊氏から「要するにスイートルームはいらない、ってことですよね。猪瀬さんはスイートルームは泊まらなかった?」と確認されると、「スイートはあった。それで…だから…(スタジオ笑い)それはいいのよ…だからね」とタジタジに。辛坊氏は「なかなかイマイチ、説得力が…」と苦笑いだった。

 猪瀬氏は徳州会グループからの5000万円の資金提供問題で、13年12月に都知事を辞任。舛添氏の問題に関連してテレビなどで発言しているが、前衆院議員の東国原英夫がツイッターで「貴方に論ずる・批判する資格があるのか」などと疑問を投げ掛けるなど、波紋を広げている。

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