「世界のニナガワ」と称され日本を代表する演出家の蜷川幸雄さんが肺炎による多臓器不全のため12日、亡くなった。女優の宮沢りえが「天国からもゲキを飛ばして」と恩師に感謝の言葉をささげた。
宮沢は報道各社にあてたファクスで「自分の言葉をどれほどかき集めても、足りないほど悲しいです」と訃報に接したショックを記した。続けて、「でも、蜷川さんはそれを乗り越えるための滾(たぎ)る想いと、志を与えて下さいました」と、つづった。
最後に「どうぞ、天国にいらしても、私達の心にゲキを飛ばし続けて下さいますように。。。」と締めくくった。