猪瀬直樹氏、舛添知事の高額出張に苦言

 前東京都知事の猪瀬直樹氏が、28日放送の日本テレビ系「スッキリ!!」のインタビューに応じ、高額な海外出張や、公用車で毎週末別荘に行っていたなどと報じられた舛添要一都知事について、自身の知事時代などと比較し、スイートルームや空港の貴賓室は必要ないなどとコメントした。

 猪瀬氏は、舛添知事の高額出張について「職員があれこれ気を遣って(経費が)膨らんでしまう」と、知事本人の指示ではなく、周囲が気を回してしまうことがあると指摘。ただ、スイートルームの使用については「例えばニューヨークなら市長の訪問は役所に行くので、向こうからくることはない。緊急連絡体制が取れるホテルであれば普通のホテルでいい」とキッパリ。空港の貴賓室使用についても「仕事はタイト。厳しい日程が終わったらさっさと帰りますから要らない」と言い切った。

 また週刊文春の報道で明らかになったほぼ毎週末、公用車を使って別荘に行っていたことについても言及。石原慎太郎都知事を例に上げ、「石原知事は23区内に家があり、逗子にも別荘があったが、逗子へは私用車で行っていた。舛添さんも23区の自宅まで公用車、そこから私用車なら問題なかったと思う」とした。

 猪瀬氏は、危機管理上、別荘についても、緊急無線があること、ポリスボックスがあること、ヘリコプターの離発着場所があることが滞在先として適切な3条件としてあげていた。

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