日テレ社長 経歴確認「慎重に…」
日本テレビの大久保好男社長は28日、東京・汐留の同局で定例会見を行い、ショーンKこと経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称騒動を受け、同局では経歴確認などの作業は「従来より慎重にならざるを得ない」とした。
川上氏の学歴などの経歴詐称問題の影響で、各局が出演者の経歴確認に力を入れているが、大久保社長は「具体的指示を出したり、ということはしていない」としたが、「こういう問題が起こると、出演者交渉するにあたって、従来より慎重にならざるえない」とこれまでより厳重に“身体検査”を行うことを認めた。
また「現場でどう対応しているかはわからないが、担当者がケースバイケースで対応していくことになると思う」とコメントした。
各局、4月から夜のニュース番組がリニューアルされるが、フジテレビは、騒動の影響をまともに受け、川上氏が「ユアタイム~あなたの時間」のメーンキャスターを降板。代わりに、ハーバード大卒の高学歴米国人、モーリー・ロバートソン氏をコメンテーターに起用した。
大久保社長は「他局についてはそれぞれ事情があって、出演者変更が行われたと思うので、私からコメントはありません」と、多くは語らなかった。
