又吉「火花」 受賞で100万部増刷

 文藝春秋社は30日、芥川賞を受賞したピース・又吉直樹の「火花」を144万部から169万部に増刷すると発表した。今回で17刷となる。デイリースポーツの調べでは、16日の芥川賞受賞直前の累計発行部数は69万部。受賞後は一気に100万部の増刷となった。

 同社は「引き続き、全国で爆発的な売れ行きが続いており、今回の重版分はお盆前の店頭着荷を目指しております」と説明した。同社は28日に20万部の増刷で発行部数が144万部になると発表したばかり。

 なお、又吉の“芥川賞作家”としての1号作品となる新作エッセーは8月7日発売の「文學界」(9月号)に掲載される。「火花」は「文學界」2月号に掲載され、3月に単行本化された。

 また、又吉は28日に同居人である後輩芸人、パンサー・向井慧とジューシーズ・児玉智洋と「花火」で芥川賞受賞の祝勝会を行ったことが29日、明らかになっている。向井がツイッターに「昨夜、同居人達と『火花』の祝勝会として花火をやるというオシャレな事しました」と線香花火の写真とともに報告した。

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