歌手・五木ひろし（６７）が、松竹新喜劇の京都・南座公演「葉月爆笑公演」（８月１７日初日）に特別出演することになり、８日、大阪市内で行われた発表会見に出席した。

　五木は喜劇「駕籠や捕物帳」では、かつて同新喜劇を率いた故藤山寛美さんが演じた“殿様”の領主・前田能登守と、“悪党”の盗賊・赤鞘主水の２役に扮（ふん）する。今回の出演オファーを快諾した五木は「毎年８月は夏休みをとるんですけど、今年は暑い夏に（殿様役の白塗りで）真っ白けになります」と笑顔。

　かつて寛美さんと親交があったが、舞台共演の機会がなかったという五木は、今回、孫の藤山扇治郎（２８）と共演するため「寛美さんへの恩返しで、扇治郎くんに台本にないアドリブを相当に投げ込んで、成長していただこうと思います」とニヤリ。

　また、扇治郎らを、第３部で上演する自身のミュージックライブに出演させることを宣言し「嫌だのダメだの言わせません。一通りの芝居の稽古が終わったら、歌のレッスンも行います」と腕をまくっていた。

　五木はこれまで自身の公演で松竹新喜劇メンバーと芝居共演したことはあるが、松竹新喜劇の公演に出演するのは今回が初めて。