エアーバンドのゴールデンボンバーがメンバーの体臭つきカードを封入したシングルＣＤを２９日に発売することが１３日、公式ホームページなどで発表した。

　去年８月の「ローラの傷だらけ」以来となる新作「死　ん　だ　妻　に　似　て　い　る」（税込み９９９円）で、今回は鬼龍院翔だけでなく、ほかの３人のメンバーも歌唱。ＣＤを４パターン製作し、それぞれに各メンバーの体臭カードを１枚ずつつけるという画期的な試みとなっている。

　特典なしでジャケットも真っ白で発売し、特典商法に一石を投じた「ローラ－」に続く新作は、金爆いわく「ボディースメルフレグランス」（体臭）がメインでＣＤがおまけという意表をつくシングル。各メンバーのＣＤを販売することで、“メンバー内格差”が表面化しないよう、「ＣＤランキングに載せない」（鬼龍院のブログより）ようにするため、策を練り、体臭カードを“フレグランス”として「雑貨」扱いで売ればＣＤランキングに換算されないことを発見。シングルをおまけとして発売することに至った。

　鬼龍院は自身のブログで経緯を詳しく説明。メンバーそれぞれの存在感を感じてもらうために「新曲、他のメンバーのみんなも歌えばいいんじゃね？歌ならそれぞれどうにか歌えるだろうし」と決めたこと、「メンバーの要素をＣＤに入れられないかな…？」という発想から、各メンバーの匂いを体臭付きカードで封入することにしたこと－－などを丁寧に説明した。

　実際に、香りの専門の企業に体臭を採取してもらい、体臭カードを作成。４タイプのＣＤができれば、それぞれにランキングが出てしまうことに気付き、「ゴールデンボンバー内でランキングが見えちゃうのもなぁ…」と悩んだ末に「『ＣＤ』として集計されなければいいんだ」という結論に。「ＣＤとして売らない方法を考え」、雑貨として売ることにしたという。

　鬼龍院は「メンバーの香り付きなんて少しなんか下品かな～とかも思いましたがもともと変なことばっかりやるエアーバンドだしそういやそもそも下品な人間だし、おとなしくしてちゃあつまらない。」と思いをコメントしている。