杏 浮世絵アニメで江戸文化継承を提唱
女優の杏(29)が9日、東京・テアトル新宿で、主役の声を演じたアニメ映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」の初日舞台あいさつに登場し、江戸の文化を現代に残していくことを提唱した。
同作は江戸時代が舞台。浮世絵師の父娘、葛飾北斎とお栄の人生を描く物語。杏は、自分が生まれた1986年が、江戸時代生まれで最後に亡くなった日本人とされていた泉重千代さんの没年と同じだということを紹介(泉さんの生年については明治時代という説がある)。「江戸時代が途切れないように(作中の江戸文化を)見て、感じたことを伸ばしていくことが私たちの使命」と、年代的な巡り合わせを例に語った。
現在、フランスやカナダなど10カ国での上映も決まっており、江戸の文化を世界の人たちにも見られることになっている。
