維新の党の傘下の政治団体「大阪維新の会」は４日、衆院本会議を欠席した問題で上西小百合衆院議員（３１）＝比例代表近畿ブロック＝を除籍とすることをマスコミ各社にファクスで発表した。

　理由として（１）予算採決が行われる３月１３日の衆院本会議の前日に体調不良のため医師の診断を受け、また診断書を受領しているにもかかわらず、同日夜に会食に出かけ、３件ほどお酒の出る飲食店を回ったこと

　（２）これらの行動に疑義を抱いた報道機関の取材に対し、「事務所を通じてくればければ取材拒否」などと繰り返し、秘書も言葉を荒げ不適切な対応をしたこと－－などを挙げた。

　上西議員の一連の行動に対し「きわめて不可解な行動」とした上で、「日頃の言動については問題が多く」とも指摘。「改善の見込みは全くなく」「秘書の言動について問題があることも数多く指摘されている」とも言及し、「国民の税金を充てることを是認できない」と除名処分としたことを説明した。