テレ東社長 アド街愛川欽也の降板衝撃

 テレビ東京の高橋雄一社長が26日、都内の同局で定例会見を行い、長寿番組「出没!アド街ック天国」(土曜、後9・00)の司会を務めたタレント・愛川欽也(80)が放送1000回を区切りに降板したことについて、「寝耳に水だった」とコメントした。

 2月に風邪を引いたと語っていた愛川に対し、「これからも頑張りましょう」と話していたという社長は降板に、「私にとっては、寝耳に水なところもあった。(愛川の)年齢のこともあるし、やりたいこともある。1000回が節目になってしまったかもしれない」と残念がった。現場が慰留したが、降板に至り、感謝状は愛川の妻でタレント・うつみ宮土理(71)に渡したという。

 アド街は1995年4月15日の開始以来、愛川が司会を務めてきたが、体調不良から3月7日放送を最後に休み、そのままの降板となった。長寿番組を支えた愛川に社長は、「大功績だと思います。局として重要な番組。歴史に残る番組」とねぎらった。

 番組は4月4日放送分からV6・井ノ原快彦(38)の新司会でスタートする。社長は井ノ原について、「NHKの朝の番組でみた。V6時代はわからない。ジャニーズの人だったと気づかないくらい」と本音をこぼしながら、「人選を最後にきいたときは、そういう選択があるのかと新鮮だった。現場の判断に感謝してます」と若き新MCに期待した。

 今月18日には井ノ原司会で収録が初めて行われた。見守ったという社長は、「気さくで面白いパーソナリティー。今までの出演者にかわいがられる立場になっていくんですかね。画面の風景もかわる。いい香りがしてくれれば」とエールを送っていた。

 同番組は「あなたの街の宣伝本部長」として初回から愛川が司会を務めてきた。愛川降板後の3月14日放送分以降は、同じく初回放送からレギュラー出演していたタレント・峰竜太(63)が“司会代行”を務めていた。

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