「ウェルテル」主役降板 芸術上の理由

 新国立劇場で2016年4月3日に開演されるオペラ「ウェルテル」の主役ウェルテルを配役されていたマイケル・ファビアーノが「芸術上の理由」から降板した。新国立劇場が9日、発表した。

 発表は「本人の芸術上の理由により、出演できなくなりました」とだけ説明しており、新キャストは「決定次第リリース」するという。

 ファビアーノは前途有望といわれるアメリカ人の若手テノール。

 「ウェルテル」はフランスの作曲家マスネの代表作「ウェルテル」の新制作上演で、指揮はメトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場などで活躍するマルコ・アルミリアート、演出は元パリ・オペラ座総監督のニコラ・ジョエルが務める。

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