香川照之、衝撃の“顔芸”が話題に

 22日に最終回を迎えたTBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(日曜、後9・00)で、俳優・香川照之(48)が“お家芸”の悪役怪演&顔芸をさく裂させた場面が、ラストの感動シーンと並び瞬間最高視聴率20・0%を記録したことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。ネット上には、テレビ画面に映る衝撃的な香川の顔が連続写真でアップされ「最後に全てを持っていった」「相変わらずスゴすぎ(笑)」と人気となっている。

 同ドラマはドラマ「半沢直樹」と同じ池井戸潤氏の原作で、倒産危機に陥った青島製作所の経営陣と同社野球部の“奇跡の大逆転”が描かれた。

 「半沢直樹」で大和田常務役を怪演した香川も出演。今回の役どころは、青島製作所とイツワ電器の合併を企てるも、途中で共謀関係にあったイツワ電器・坂東社長(立川談春)と仲違いしたジャパニクス諸田社長役。最終回では、青島に協力し、自身を小ばかにして刃向かった坂東社長への報復に出た。

 話題のシーンは、物語最終盤で坂東社長との悪役コンビの“仲間割れ”が痛快に描かれ、青島製作所との争いに敗れ泣きついてきた坂東社長に、香川扮する諸田社長はとぼけた表情で「今回はね~、我が社のスマホに搭載するイメージセンサーは全て青島製作所のものを採用することにしましたあー」と棒読み口調でイツワと契約しないことを通告。

 ここから画面は香川の顔のアップに。次第に見開いた目を充血させ、顔をピクつかせ、眉間にしわを寄せて低い声で「先日あなたとは考え方が540度(1周半)違うと申し上げたが、あなたと私の仲だ…最後にもう1周オマケしてあげよう!」と嫌みたっぷりの名文句。そして眉毛をつり上げ、顔に怒りのしわが入りまくった表情で「あなたは900度!見誤ったんだ!ケンカを売る相手をねえ~!」と恫喝した。

 ここで午後10時0分、視聴率も瞬間最高20・0%をマークし、その後の青島製作所と野球部が新たなスタートを切る感動シーンが描かれた同10時2分にかけて同値が続いた。なお最終回の番組平均は17・6%だった。

 香川の演技には、放送から一夜明けた23日もツイッターなどに「顔芸が半沢を超えた」「百面相」「だれにもマネできない」と続々と投稿されている。

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