尾木ママ 橋下市長の問題児隔離は杜撰

 教育評論家の尾木ママこと尾木直樹法政大教授が11日、ブログを更新し、橋下大阪市長が10日に了承した大阪市教育委員会の問題行動を繰り返す児童・生徒を隔離する方針について「待った!」をかけた。

 尾木ママは「大阪の構想はあまりにも杜撰(ずさん) 隔離政策が前に出過ぎ しかも5段階のカテゴライズのいい加減さにはあきれます」と切り捨てた。

 5段階に分けた問題行動のうち悪質なレベル4と5について隔離するというカテゴライズについて、尾木ママは「問題行動レベルと凶悪犯罪レベルが一つになっている」と指摘、「全体的に甘過ぎ 賛成が多いのも考える基軸 ずれているなぁ…と残念ですね」と徹底批判した。

 橋下市長は10日、「問題のある生徒のせいで真面目な生徒がばかを見ることは絶対にあってはならない」などと語り、「学校以外の指導現場が必要だ。市教委の制度設計を待って予算化する」と表明した。

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