黒木瞳 渡辺淳一氏は「私の運命の人」
「失楽園」「愛の流刑地」など男女の愛を描いた小説で知られる直木賞作家の渡辺淳一氏が前立腺がんのため、4月30日に東京都内の自宅で亡くなったことが5日、明らかになった。80歳だった。渡辺氏の訃報を受け、同氏のベストセラー「失楽園」が映画化された際に出演した女優の黒木瞳がコメントを発表した。全文は以下の通り。
「私の愛する渡辺淳一先生。最後に一緒にいただいたワインは、シャトーマルゴーでしたね。その、粋なおもてなしに、キャーキャー騒いだのも、ついこの間です。80歳のお誕生日パーティでは、抜け出せなくてごめんね、っていう、洒落たメールを次の日にいただきましたね。あのときお体大変だったのに、最後まで紳士でいらした先生の、そのかっこよさに、男の美学を感じていました。
今、訃報を知り、一人泣いています。先生に初めてお会いした時のことからのことを、思い出しています。28年前のことからです。渡辺先生は、私にとって運命の人だったと言っても過言ではありません。語りつくせない思い出は、私の今日の宿題です。ありがとうもさようならも、今は、まだ、言う整理がつかない、みたい、です、先生。
5/5 黒木瞳」
