川島なお美 仕事で手術できず腫瘍悪化

 胆管がんを患い1月28日に手術を受けた女優の川島なお美が、昨年8月にはがんが判明しながら仕事を優先した結果、腫瘍が大きくなった事実を21日のブログで明かした。

 川島はブログで、このほどブロードウェイミュージカル「フットルース」で川島と母娘を演じた星野真衣の結婚式に出席したことを伝えた。その「フットルース」出演中の昨年8月に人間ドックの結果が出て、「胆管がん」が判明したのだという。

 しかし、8月3日に始まった「フットルース」は9月1日まで公演予定があり、しかも川島はその後もミュージカル「クリスマスキャロル」、主演映画「チャイコイ」のプロモーションと、予定が詰まっていた。「即手術したら…」それらの仕事はキャンセルしなければならなくなる。

 「葛藤しながら誰にも悟られないよう 年内すべての仕事をやり抜きました」

 最初小さかった腫瘍は再検査のたびに大きくなってきた。「正直怖かった」と、川島はその間に味わった恐怖を伝えた。「命と向き合いながら過ごす日々」。そんな中で「クリスマスキャロル」にも出演した。

 やっと1月末に受けた手術は10時間にも及んだが、成功した。星野真衣の結婚式に出席して幸せそうな笑顔に囲まれながら、川島は改めてこの9カ月間のことをかみ締めたようだ。

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