海老蔵 会見でオペラ歌手に
歌舞伎俳優の市川海老蔵(36)が第2回自主公演「ABKAI(えびかい)」を上演することになり、11日、京都市内で会見。「歌舞伎探しをしている。いつか何かが見つかると思って続けている」と真摯に述べた。
昨年に続き2回目の自主公演。今回のテーマの1つは古事記で、新作舞踊劇「SOU~創~」。海老蔵は「構想は10年前からあった。きっかけは夢を見たこと。その映像が面白かった」と夢に触発されたことを明かした。
また、海老蔵は会見前にブログで「今日は記者会見がある そこでサプライズ にひひ」と予告。報道陣との囲み取材が始まってしばらくすると「サプライズです。カモーン!」と声をかけると、入り口から着物姿の男性が。
現在、京都・南座で上演中の舞台「源氏物語」に出演しているカウンターテナー歌手のアンソニー・ロス・コスタンツォで、海老蔵は「アンソニー、これからは、君が歌舞伎役者。僕がオペラ歌手!」とオペラ歌手風に上機嫌に美声をとどろかせた。
また、SMAPの香取慎吾が出演するとの説があることについて海老蔵は「まだ何も決まっていない」と話すにとどめた。
香取は海老蔵をモデルにしたキャラクター“カニ蔵”をフジテレビ系「SMAP×SMAP」で披露しており、7日放送の同番組で、本家・海老蔵と対決。カニ蔵こと香取が敗れたことで、今年のABKAIに出演することが事実上確定している。
ABKAIは昨年8月に初回公演が行われ、全23公演のチケットが完売し、1万7000人を動員した。今年は6月19、20日に大阪市のNHK大阪ホールで、同月24、25日に愛知県刈谷市総合文化センターで行われる。