佐藤しのぶ Xマス公演で「ラ・ボエーム」

 ソプラノ歌手の佐藤しのぶ(56)が6日、大阪市内で「クリスマスコンサート The Gift! Vol.15」(12月4日、大阪・サンケイホールブリーゼ)の記者懇談会を行った。「継続するのは大変なこと。本当にありがたいことだと思います」と感謝し、今年で節目の15回目を迎える恒例公演への抱負を語った。

 今年はオペラ「ラ・ボエーム」を上演。同作は1830年代のパリを舞台とした貧しい芸術家たちの物語。「クリスマスイブに始まる悲しい恋の話なので、ずっと『クリスマスコンサート』でやりたいと思っていた」と積年の悲願であったことを力説。共演者が多く、経済的に実現不可能な作品とされてきたが、今年は15周年記念ということで実現にこぎつけた。

 共演は西村悟(テノール)、大山大輔(バリトン)、三宅理恵(ソプラノ)ら。佐藤は「若手の中で最高のキャストです。これからの日本を支えていく(テニスの)錦織くんみたいな人たち」と説明。「皆が息子のような方々ばかりになってきましたけど、『お母さん頑張る』という感じでございます」と意気込みを口にした。

 「ゴージャスなメンバーと一緒に前半はオペラ、後半はクリスマスソングをお楽しみいただこうという趣向になっています。今年は大変お得ではないかと思います」とPRした。

 また、2016年2月から人気オペラ「夕鶴」の再演が決定したことも報告した。

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