お笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史が２日未明に、神戸市内のクラブでＤＪ中、客から投げられたビール瓶が左前頭部に命中して出血した件で、発生直後に現場から警察に通報がなかったことが３日、分かった。その後、独自に情報をつかんだ兵庫県警が、現在調べを進めている。

　関係者によると、岡村は２日未明に知人に誘われプライベートで神戸市内のクラブに来店。同日午前１時ごろ、飛び入りでＤＪブースに入った。場内が盛り上がり、チップなどが投げ込まれる中、何者かが客席からビール瓶を投げ込み、岡村の左前頭部に命中して出血した。

　岡村はすぐにクラブを去り、神戸市内の病院で救急診療を受けた。検査の結果、幸い異常はなく、手当てを受けた後、２日朝に東京に戻り、テレビ収録などの仕事を行った。

　岡村が多勢の客の前で出血負傷する騒動だったが、県警関係者によると現場からの１１０番通報などはなかったという。

　現在、調べを進めている兵庫県警はビール瓶を投げ込んだ人物の特定などについては「詳細はお答えできない」としている。

　一方、岡村の所属事務所によると、岡村は今後も被害届を出すことは考えていないという。