俳優の故石原裕次郎さんがロケ撮影で愛用した「キッチンカー」がミニカーとして来年１月中旬に発売されることになり、１１日、千葉・幕張メッセで関係者に披露された。１２、１３日の両日、同会場で当時の実車と合わせて一般公開される。

　模型メーカー・トミーテックと石原プロモーション創立５０周年企画のコラボレーションで商品化された。オリジナルは１９８０年に完成し、シャワー室やメーキャップ用の鏡台などを備えた、まさに“走る控え室”だった。外装は裕次郎さんのアイデアで、窓やデッキ部分などに、趣味としていたヨットをイメージしたデザインが施されている。

　裕次郎さんが実際に乗っていた“本家”も会場に置かれ、参加者は全長１０・５センチのミニカーとの比較を楽しんでいた。２０１４年は、石原プロ制作で大ヒットしたドラマ「西部警察」（テレビ朝日系）の放送終了から３０年、裕次郎さん生誕８０年という節目の年だけに、関係者は「非常にタイムリーな企画です」と注目していた。

　問い合わせはトミーテックお客様相談室（電話０３・３６９５・３１６１、平日１０時‐１７時）。