坂東三津五郎の代役に市川海老蔵

 すい臓がん手術を受けた坂東三津五郎(57)が既に休演発表されていた歌舞伎座新開場柿葺落「十二月大歌舞伎」(12月1日~25日)の「仮名手本忠臣蔵」での高師直役を、代役として市川海老蔵が演じることになった。松竹歌舞伎座宣伝部が11日、報道各社にFAXで発表した。

 海老蔵は先輩・三津五郎の病状をずっと気にかけていた。三津五郎の体調が良くないという報道に触れた8月には、明治神宮で治癒祈願している。

 また、三津五郎が退院したあと、元気に会見したニュースを新聞で見た今月3日には、「よかったです!!!歌舞伎界にとりまして本当に大切で我々の世代への指導者としても伝統をつなぐということに真面目に受け止めてくれる先輩ですからニュースを見て涙しました…」とブログに記載した。

 そんな海老蔵にとって、今回務める代役は特別なものになることだろう。

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