滝川クリステル「抜け殻のように…」
東京五輪招致スピーチの「お・も・て・な・し」で一気に有名になった滝川クリステル(35)が22日、「抜け殻のようになっていました。やっと、いつもの自分に戻りつつあります」と、帰国後初めて公式ブログを更新した。
今月7日にブエノスアイレスで行われたIOC総会でのスピーチは、壇上に立った全員が素晴らしい出来で、五輪を東京に引き寄せたと言われる。中でもクリステルの「お・も・て・な・し」は今年の流行語大賞の本命と言われるまでになった。
帰国から12日、クリステルは「今までに感じたことのないプレッシャーが解けて」、抜け殻のようになっていた。
前回のブログ更新は7日、最終プレゼンまで残り数時間となったときで「多くの人の夢を実現するために」と書き残して会場へ向かった。
この書き込みには最初激励が、そしてやがて感謝のコメントが殺到した。
自分を取り戻したいま、やっとあの瞬間のことを客観的に思い出すことができる。「叫んだ人、抱き合った人、涙があふれた人、ガッツポーズをした人、あまりのことに何が起きたかわからなかった人(笑)…etc 私自身も思わず飛び跳ねて大泣きして喜んでしまいましたが、それはきっと日本のみなさんの想いも感じていたから、なおさら泣いてしまったのかもしれません」と、自分の涙に込められたものさえ冷静に分析できるようになった。
そして今、クリステルは今一度、自分が発した「お・も・て・な・し」をかみ締める。
「私たち日本人の『心の発展』を成し遂げる未来を夢見ています。”おもてなし”という素晴らしい文化が各々に根付いている私たちは、気づきさえすれば、きっとどんな場面においても、もっともっと優しくなれる」
そう信じているクリステルは、7年後の東京五輪に訪れた人たちが本物の「お・も・て・な・し」に接することができるよう、これからも尽力していくつもりだ。
