橋下氏、予想外の好反応に半信半疑

 日本維新の会の橋下徹共同代表が13日、参院選候補の応援で兵庫県内の4カ所で街頭演説を行った。

 兵庫は、逆風を受ける維新が参院選と同日選となった兵庫知事選への候補擁立を見送った因縁の地。ところが聴衆から拍手連発が起こる予想外の反応に、橋下氏が半信半疑の表情で笑い出す一幕もあった。

 夕方の神戸・三宮での演説では「最近、どこに行っても叩かれて、叩かれて、叩きまくられてる橋下です」と自虐節で登場した橋下氏。しかし、約2000人の聴衆の反応は意外によく、逆風の原因となった自身の従軍慰安婦発言に関して「あんなの大誤報ですよ」と叫んだ場面でも拍手。さすがに橋下氏も調子が狂ったのか、思わず吹き出し「いやね、もう…いやいや、ありがとうございます、ありがとうございます」と笑顔で頭をさげた。

 好反応に気分も高揚したのか、同所での橋下氏の演説は、民主批判からアベノミクスへの問題提起、業界団体批判や大阪改革の現状などをフルコースでしゃべりまくり、今選挙戦最長とみられる45分間のロングトークとなった。

 「僕がしゃべればしゃべるほど票が減るかもしれないが、言うべきことは言い続ける」と気炎をあげた橋下氏。拍手連発にご機嫌の様子だったが、やはり半信半疑なのか、最後は「拍手や声援もありがたいんですが、票を入れてくださいね」とお願いしていた。

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