岩田寛が4位、来週の出場権を獲得

 「米男子ゴルフ、AT&Tペブルビーチ・プロアマ・最終日」(14日、ペブルビーチ・リンクス=パー72)

 日本勢でただ1人出場の岩田寛(35)=フリー=は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算14アンダーで今シーズンの自己ベストとなる4位となった。優勝は通算17アンダーのボーン・テイラー(39)=米国=で自身11年ぶりの通算3勝目。

 青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に次ぐ日本選手では5人目、先週の松山に続く初の米ツアー2週連続優勝がかかった岩田はこの日、首位と2打差の14アンダー2位から、16アンダーで首位のフィル・ミケルソン(45)=米国=と最終組でスタート。前半は4番ホールでボギーが先行したが、6、7番ホールで連続バーディーを奪った。

 後半は通算15アンダーで迎えた11番パー4で第2打をピン手前1・2メートルにつけてバーディーを奪い通算16アンダーとし、この時点で首位タイに並んだ。その後は難易度の高い14番パー5ではグリーン前バンカーからの第4打をピタリと寄せてパーでしのぎ、続く15番パー4でもグリーン前からの第3打で絶妙のアプローチを見せてパーとした。

 終盤に入り、この日65をマークしたテイラーが通算17アンダーで先にホールアウト。これを1打差で追う岩田は16番パー4でグリーン右前ラフからの難しいアプローチがカップを2・5メートルほどオーバー。返しのパットが決まらずにボギーとし、この時点でテイラーと2打差の通算15アンダーとなった。

 17番パー3は第1打をグリーン左前のバンカーに入れたが、第2打を1メートルにつけてパー。同組のミケルソンはバーディーで通算16アンダーとし首位と1打差に迫った。

 最終18番パー5で岩田は残り約40ヤードの第3打がグリーン前に止まり、第4打でカップ上80センチに寄せたが、パーパットを外した。ミケルソンは第3打で1・2メートルに寄せたが、プレーオフのかかったバーディーパットはカップをかすめて外れた。

 岩田は前日(13日)のホールアウト後、メジャー5勝を含む通算42勝のミケルソンとの最終日最終組にも「レフティーなんで(打つときに自分が)どっちに立ったらいいか分からない」と気負いを見せなかった。優勝こそかなわなかったが、今回の4位で来週のノーザントラスト・オープン(リビエラCC)の出場権を獲得し、その後の出場権利ポイントも上がった。

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