宇良、3勝目 千代丸の懐に入り一気
「大相撲夏場所5日目」(12日、両国国技館)
関学大から初の関取となった新十両の宇良(23)=木瀬=が千代丸(25)=九重=を寄り切って連勝し3勝目(2敗)を挙げた。
立ち合い低く当たり、突いて出たが、182キロは動かない。隙を突き、相手の左腕をたぐってバランスを崩すと、懐に入って一気に攻め切った。
終始、スピードで圧倒し完勝。「止まっていたら自分のやりたいことはできない。(たぐりは)土俵の位置を把握できず失敗したところもあったけど、結果的に中に入れた。勝てて良かった」と納得顔で振り返った。
白星先行にも「まだ5日終わっただけ。5日間で体調が崩れているようじゃダメ。毎日取組があるのはやりやすいけどしんどい。楽しくはないですよ。この(5日間の)生活をあと2セットせないかんと思うと程遠い気がする」と苦笑いしていた。