本田真凜 全日本選手権「ワクワク」
フィギュアスケートの全日本選手権(25日開幕、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の非公式練習が24日、同リンクで行われた。ジュニアGPファイナルで女子3位に入った本田真凜(まりん、14)=関大中=は、初の全日本選手権出場。浅田真央や宮原知子ら国内トップが勢ぞろいする大舞台を前に「緊張よりワクワクしています」と気後れするようすはない。空席の観客席を見渡して「すごい楽しみ。満員になるのかな?(観衆が多いのは)好きです」と目を輝かせた。
この日の練習では3回転-3回転をきれいに決めるなど「調子はいい」と元気いっぱい。ジャンプだけでなくなめらかなスケーティングと、人気子役の妹、望結(11)と同様の演技力はきめ細かい動きに集約されている。持ち前の“華”はジュニアGPファイナルでも観客を魅了した。
今大会は「初めてたくさんのお客さんの前なので、どういう感じかわからない」と言いながらも「楽しんで滑りたいし、お客さんに楽しんでもらいたい」と“女優”ぶりを発揮する。「ファイナルは全然内容がよくなかったのですごく悔しい。全日本では自分の演技をしたい」と負けん気の強さもチラリ。次世代の女王候補がまず大器の片りんを見せる。
