“空手界のきゃりー”東京五輪入り訴え

 20年東京五輪の開催地が提案できる追加種目の第一次選考を通過した世界空手連盟と全日本空手道連盟は22日、都内で記者会見を行った。

 昨年12月に追加種目入りの可能性が浮上して以降、ポスターやキャンペーン映像に出演、テレビ番組で特集も組まれるなど、PRの最前線に立ってきた美女空手家の植草歩(22)=高栄警備=は、弾ける笑顔とともに追加種目入りへ強い意欲を滲ませた。「五輪には大きな力がある。私自身ここまで空手を続けるとは思ってなかったけど、5年後まで続けようという気持ちになっている。五輪には一人の人生を変える力がある。ぜひ入ってほしい」。

 キュートな笑顔から“空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ”と呼ばれる植草だが、実力も折り紙付き。“第2の五輪”と呼ばれる13年ワールドゲームスの金メダリスト。今年3月に帝京大を卒業し、4月から高栄警備で働きながら、空手を続けている。肩書きは社長秘書だが、「秘書らしいことは何もできてない」と、苦笑い。朝5時半に起床し、午前中に業務をこなして、午後からは空手の練習に明け暮れる日々。ただ、五輪という夢が、ハードな日々を支えてくれる。「今はすごく充実してます」。会社も植草の挑戦を暖かく見守ってくれているという。

 5年後は28歳。「ギリギリだけど、活躍できると思う。金メダルを狙いたい。種目に入れるように自分ができることをやれたら」と、力強く意気込んだ。

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