「都市対抗近畿二次予選・第４代表決定トーナメント準々決勝　パナソニック３－１ミキハウスＢＢＣ」（３日・京セラドーム）

　パナソニックが逆転でミキハウスＢＢＣを下し、準決勝に進出した。２点リードの九回からマウンドに上がったドラフト候補の北出浩喜投手（２３・愛知工大）が、１回を無失点に抑えゲームを締めた。

　阪神、巨人など９球団のスカウトが視察する中、最速１４９キロを計測した力強いストレートで相手を押し込んでいった北出。今年から公式戦で使うようになったキレのいいフォークで空振り三振を奪う場面もあった。

　それでも本人は「粘られて四球を出してしまったことが反省です。次はしっかり３人で抑えるようにしないといけない」と言う。第１代表決定トーナメントの１回戦でサヨナラ負けを喫した相手にリベンジを果たし、都市対抗本戦出場まであと２勝に迫った。「あと２つ、しっかり勝ちたい」と頼もしいリリーバーは力を込めた。