履正社のドラフト候補・山口が復活登板

7回、2番手で登板した履正社・山口裕次郎=舞洲(撮影・山口登)
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 「春季高校野球大阪大会・5回戦、履正社8-1東海大仰星」(7日、舞洲)

 今秋ドラフト候補の履正社・山口裕次郎投手(3年)が、8点リードの七回から登板。制球を乱して1点を失ったが、阪神など日米5球団のスカウトが熱視線を送った。

 3月の練習試合解禁直後に腰を痛め、以降はブルペンや紅白戦で調整を続けてきた山口。「公式戦は秋以来です。あまり納得はしていない」と先頭に死球を与えると、1死満塁から左前に落とされて1点を失った。

 それでもキレのある直球にはしっかり角度がついており、岡田監督も「真っすぐだけで行けば良かったのに」と語ったほど。本人は「修正ポイントが分かったので、そこをしっかり修正していきたい」と久々の実戦マウンドに収穫を口にする。

 チームにはドラフト上位候補のエース・寺島成輝投手(3年)がいるが「いい競争をして、自分が初戦から投げられるように」とライバル心を燃やす。今夏、激戦区の大阪を突破するために-。頼れる左腕の復活が欠かせない要素となる。

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