立正大V王手 黒木が1失点完投

 「東都大学野球・2部、立正大2-1青学大」(3日・神宮球場)

 立正大が先勝し、優勝に王手をかけた。今秋ドラフト上位候補に挙がるMAX153キロ右腕・黒木優太投手(4年・橘学苑)が10安打を浴びながら要所を締め、1失点完投勝利を挙げた。

 初回にスライダーが浮くと「今日は三振は取れないな」と配球を変更。スライダーの変化を小さくし、打たせて取る配球に切り替えた。「悪くはないけど絶好調ではない」という状態で、最速は151キロを計測。九回でも149キロを連発した。

 神宮球場は過去の登板で「いい思い出がない。打たれるというか、飲まれていた」という場所だったが、この日は「楽しんで野球少年のように投げられた」。坂田精二郎監督が「前は『自分が、自分が』だったのが、悪い時でも冷静さが出てきた」と認める通り、最上級生となってからの精神面の成長を披露した。

 4日の2回戦に勝てば、文句なしで優勝が決まる。黒木は「絶対に勝たなきゃいけないけど、初心に返って野球を楽しむという気持ちでいけば、いいバランスになると思う」と、自然体を強調した。

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