東海市原の右腕・島が最速153キロ!

 「高校野球・春季千葉大会・3回戦、東海大市原望洋14-2市船橋」(29日、袖ケ浦市営球場)

 東海大市原望洋が五回コールド勝ちした。今秋ドラフト候補右腕の島孝明投手(3年)が五回から今大会初登板し、1回を無安打無失点。直球はロッテスカウトのスピードガンで自己最速を1キロ上回る最速153キロを計測した。

 180センチ、80キロのガッチリとした体から繰り出す直球は球威十分。大きく滑るスライダーを交え、2三振を奪った。

 3回戦で敗れた昨秋県大会までは、最速は142キロ。フォーム改良や冬場の体力強化が実り、今月中旬の練習試合では152キロをマークしていた。

 7カ月で球速10キロアップに成功。「力がすごく入っていた。キレが足りていない」と、この日の自己評価は辛めだったが、思わぬ数字を耳にすると「そんなに出ていました?ビックリしました」と、うれしそうに笑った。

 全国でも一、二を争うスピードを手に入れた“房総の剛腕”。2年ぶりの甲子園出場を目指す夏へ向け「バッターを圧倒できるピッチングをすること」と、春のテーマを掲げた。

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