張本氏は反対、ブロック禁止新ルール

 野球解説者の張本勲氏(75)が3日、レギュラーコメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜、前8時)の人気コーナー「週刊御意見番スポーツ」で今季から導入されている野球の塁上ブロックを禁止する新ルール、「コリジョン(衝突)ルール」に反対の意思を表した。

 張本氏は3月30日のDeNA-巨人戦(横浜スタジアム)で、DeNAが七回1死二、三塁から三塁走者・ロペスが打者・倉本の二ゴロの間に本塁へ突入する際に、巨人の捕手・小林の差し出すキャッチャーミットの先を外側から回り込むようにして手でホームに触れて、セーフとなったシーンを解説した。

 テレビ局が用意した図を使っての説明で、張本氏はブロック禁止の新ルールが「コリジョンルールという」と示しながら、昨シーズンまでなら、小林は本塁上の一角を開けながら他の部分をふさぐ形で野手からの送球を受けることができたが、走者が外国人選手の場合、アウトのタイミングでもほとんどの選手が捕手めがけて体当たりをし、自身も現役時代は体当たりしていたことを述懐。今季はけが防止のために、捕手はホームベースを開けて前に出て送球を受け、その後に本塁を突く走者にタッチをしなくてなならなくなったことで、今回も三塁走者・ロペスへのタッチプレーが間に合わなかったと説いた。

 そして、「(捕手が)追いタッチをしなければならないし、うまい走者は外回りをする。特にスクイズは成功する。こんなルールをよく作ったね。私も反対だよ。ぶつかってね、ケガは付きものよ。逆にスリルがあって迫力があるんですがね。意図的にぶつかったのをアウトにすればいいんですよ、アンパイアがね。ちょっと難しくなりますよ、このルールは」などと語った。

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