独立リーグ四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツは２０日、お笑いコンビ３６０°モンキーズの杉浦双亮（３９）の入団が決定したことを球団公式サイトで発表。契約は選手とお笑い芸人との「二刀流」を認める異例の内容になっている。

　同リーグでは原則的に選手の副業を禁止しているが、球団は特例として、芸人活動との“二刀流”を認めることで合意したという。

　杉浦は球団を通じて「この度は愛媛マンダリンパイレーツさんに正式に入団させていただく事が決まり、ご報告させていただきます。球団さんとの話し合いにより、今年はプロ野球選手としお笑い芸人との両立をさせていただけることになりました。二刀流は大変だと思いますが、４０歳…毛が（怪我）無いよう精一杯プレーしたいと思います。応援よろしくお願いします！」とコメントした。

　また薬師神績球団社長は「年齢や現在の環境を乗り越えて『プロ野球独立リーグの選手になりたい』という夢にチャレンジする積極心を打たれました」と杉浦に期待している。

　杉浦は東京都八丈島出身。帝京高では野球部のエースだったが、甲子園出場経験はない。事務所の公式サイトのプロフィル欄には「特技：野球（最速１４０ｋｍ）」と記されている。

　ポジションは投手で、右投げ、両打ち。昨年１１月に行われたリーグのトライアウトに挑戦して合格。選手専業なら芸人としての活動に支障が生じることから、水面下で契約内容についての交渉が行われてきたものと思われる。