史上初!セ・リーグ全球団貯金なし

広島と引き分け、喜び合う阪神ナイン(撮影・西岡正)
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 セ・リーグは23日、開幕から60試合以上を経過しながら、全6球団で貯金なしとなった。交流戦でセ・リーグがパ・リーグに17負け越したことが原因で起きた、史上初の珍事だ。

 35勝34敗の貯金1で首位に立っていた・巨人は、DeNAに2-7で敗戦。33勝33敗で勝率5割の2位だった阪神は、広島を相手に延長引き分けに終わった。

 巨人は12連敗中のDeNAに対して二回、相川の2ランで先制。しかし三回以降は追加点を奪えず、六回には4点を失って逆転された。九回にも3点を加えられ、完敗を喫した。

 阪神は降雨中断も挟みながら、3-4の八回にはゴメスの3ランで逆転に成功。そのまま逃げ切るかに思えたが…。

 その裏、福原が新井にソロを被弾。1点リードの九回には、守護神・呉昇桓が丸に同点二塁打を許して延長戦へと持ち込まれた。延長戦では両チームとも無得点。6-6で決着がつかなかった。

 巨人は35勝35敗、阪神は33勝33敗1分け。ともに勝率5割だが、リーグ規定により勝利数で上回る巨人が単独首位をキープした。

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