井納が「DeNA初」の2ケタ勝利

力投するDeNAの先発・井納(撮影・開出 牧)
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 「ヤクルト2‐3DeNA」(25日、神宮)

 28歳のプロ2年目、DeNA・井納翔一投手が6回7安打1失点で今季10勝目を挙げ、DeNAの投手としては球団創設3シーズン目で初の2ケタ勝利を記録した。セ・リーグでも今季一番乗りとなった。

 チームの2ケタ勝利は2010年、横浜ベイスターズ時代の清水直行が記録して以来、4年ぶりとなる。

 三回にバレンティンの適時打で先制点を献上したが、その後は粘り強い投球を披露。逆転してもらい、1点リードの六回2死一、三塁では右ふくらはぎがつるアクシデントに襲われたが、志願の続投でピンチをしのぎ、勝利を引き寄せた。

 井納は「目標にはしていたが、こんなに早く10勝できるとは思わなかった。野手の方、中継ぎの方、ファンの方のおかげです」と感謝の言葉を口にした。

 井納が降板した後は国吉、ソト、三上とつなぎ、最後は1点差に迫られながらも加賀が締めてチーム後半戦初の白星。最下位・ヤクルトとの差を広げ、上位をうかがう弾みにしたい勝利となった。

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