大谷翔平 3戦連発11号同点弾&マルチ安打&マルチ盗塁 5月負けなし5連勝に大きく貢献 見逃しKで球審に大ブーイングも

 「ドジャース6-3マーリンズ」(6日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で4打席に立ち、3戦連発となる11号2ランを放つなど3打数2安打2打点、2盗塁をマーク。チームはフリーマンとの連弾など計4発が飛び出し、5月は負けなしの5連勝。貯金を今季最多の「11」とした。

 ドジャースタジアムを熱狂へと導いたのは2点を追う初回だった。追い込まれながらも外角高めの直球を完璧に振り抜いた。確信歩きで見つめる打球はバックスクリーンへ。MLB単独トップとなる11号2ランで試合を振り出しに戻すと、続くフリーマンも左中間へ勝ち越しのソロをたたき込んだ。

 二回の第2打席で見逃し三振に倒れ、4日・ブレーブス戦の最終打席から続いていた連続打席安打が6でストップすると、スタンドは球審に向かって大ブーイング。内角高めのフロントドアだったが、厳しい判定にスタンドのファンは非難の声をあげた。それだけ大谷の打席に期待が高まっている証拠だ。

 四回1死一塁の打席では強烈な打球で一、二塁間をぶち抜き、二盗も決めた。六回1死一塁の第4打席は四球を選んで出塁。2死後、この試合2個目の二盗を決め、2桁盗塁到達に王手をかけた。OPSは驚異の1・139。打率・370と11本塁打はともにMLBトップだ。

 打線は二回に追いつかれるもアウトマンの2ランで勝ち越しに成功。三回はT・ヘルナンデスのソロで突き放した。3回までに4発6得点をマークしたドジャース打線。ブレーブス3連戦でスイープした勢いを持続している。

 決勝弾を放ったアウトマンは「きょうの勝因は4本、ホームランが出たこと」と語り、大谷の一発には「私は大谷がホームランを放つのが大好き。きょうのホームランは私が見てきた中でABCDの4ランクでBだったと思います」と評した。

 投げてはトミー・ジョン手術からの復帰マウンドとなったビューラーは、立ち上がりこそ不安定な内容だったが、味方打線が4発6得点の援護をたたき出すと、最終イニングとなった四回はきっちりと三者凡退に仕留めた。グラスノー、山本ら奮闘する先発陣にまた一枚、頼もしいピースが加わった。五回以降はリリーフ陣が奮闘してバトンをつなぎきった。

 これでドジャースは5月負けなしの5連勝で貯金は最多の「11」。投打ががっちりかみ合う現状に死角は見当たらない。

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