ダルビッシュ有、松井裕樹両投手が所属するパドレスとマーリンズは４日（日本時間５日）、トレード成立を発表。パドレスは２年連続首位打者のルイス・アラエス内野手を獲得し、同内野手との引き換えに韓国人リリーバーのコ・ウソクと３人の若手有望選手を合わせた４人を放出する。

　ベネズエラ出身のアラエスは１９年にツインズでメジャーデビュー。１年目に９２試合で打率・３３４をマークするなど、高打率を維持して２２年に打率・３１６で首位打者を獲得。２２年オフにトレードで移籍したマーリンズでも・３５４を記録して異なるリーグで２年連続タイトルを手にした。

　通算成績は５６９試合、打率・３２４、６８８安打、２４本塁打、２０６打点、ＯＰＳ・８０１。今季はここまで３３試合に出場しているが、打率・２９９、ＯＰＳ・７１９と本来の力を出し切れていない。

　パドレスは総年俸削減のため、昨オフに主砲のソトをヤンキースへトレード。今季のチーム打率や本塁打、ＯＰＳなど主要打撃部門でリーグトップ５以内に入っているが、開幕から１番として期待されていたボガーツが打率２割１分台、出塁率２割台の不振で４月２８日以降は打順を５番に下げており、新たなリードオフマンを必要としていた。

　パドレスはドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属。現在は同地区２位ながら１７勝１８敗と負け越しており、首位ドジャースに４・５ゲーム差をつけられている。