大谷翔平“凱旋”エンゼルスタジアム「2番・DH」で出場 敵地ファンは歓声か、ブーイングか

 「オープン戦、エンゼルス-ドジャース」(26日、エンゼルスタジアム)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場することが発表された。昨季まで6年間プレーしたかつての本拠地エンゼルスタジアムの打席に立つのは昨年9月3日以来。FAになりドジャースと10年7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)のメガ契約を結んだ二刀流を敵地ファンはどう迎えるのか注目される。

 大谷は20、21日に韓国で行われたパドレスとの開幕シリーズ2試合を終えた後、本拠ドジャースタジアムでエンゼルスとのオープン戦2試合に出場。いずれも3打席に立ち、2打数無安打1四球だった。

 前日の試合前には元通訳の水原氏の違法賭博や巨額借金に関する記者会見を行い、自らの潔白を訴え、同氏を「ウソをついていた」などと断罪。会見後にはフィールドに出て昨年9月の右肘手術からの投手復帰のための投球プログラムとしてキャッチボールで約50球を投げた。

 大谷は水原氏が解雇された21日以降、公式戦とオープン戦あわせて3試合に出場し、9打数1安打2四球。長打は12日のジャイアンツとのオープン戦で本塁打を打って以来、7試合で出ていない。持ち味が発揮されていない状況だが、ロバーツ監督は前日の試合後に「「野球に集中するためにうまくやっているし、今日もトータルではとても前向きになれる一日だったと思う」と話すなど、心配する様子はない。

 28日のカージナルスとのホーム開幕戦を前にした最後の調整。良い打撃感覚をつかんで再スタートを切りたいところだ。

 エンゼルスはこの日もレンドンを1番で起用。20年から7年2億4500万ドル(約367億5000万円)の契約を結んでいるが、直近3シーズンはけが続きで1シーズン平均49試合しか出場していない。自身15年以来、9年ぶりとなる打順で復調なるか。

▽ドジャースのラインアップ 数字は昨季の成績

1番・遊撃 ベッツ      打率・307 39本塁打 107打点 OPS・987

2番・DH 大谷       打率・304 44本塁打  95打点 OPS1・066

3番・一塁 フリーマン    打率・331 29本塁打 102打点 OPS・977

4番・捕手 スミス      打率・261 19本塁打  76打点 OPS・797

5番・三塁 マンシー     打率・212 36本塁打 105打点 OPS・808

6番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・258 26本塁打  93打点 OPS・741

7番・中堅 アウトマン    打率・248 23本塁打  70打点 OPS・790

8番・右翼 ヘイワード    打率・269 15本塁打  40打点 OPS・813

9番・二塁 ラックス     打率・276  6本塁打  42打点 OPS・745

   投手 パクストン    7勝5敗 防御率4・50

▽エンゼルスのラインアップ

1番・三塁 レンドン  打率・236  2本塁打 22打点 OPS・679

2番・右翼 ヒックス  打率・253  8本塁打 36打点 OPS・736

3番・中堅 トラウト  打率・263 18本塁打 44打点 OPS・857

4番・左翼 ウォード  打率・253 14本塁打 47打点 OPS・756

5番・二塁 ドルーリー 打率・262 26本塁打 83打点 OPS・803

6番・一塁 シャヌエル 打率・295  1本塁打  7打点 OPS・776

7番・DH サノ    出場なし

8番・捕手 オハピー  打率・236 14本塁打 29打点 OPS・796

9番・遊撃 ネト    打率・225  9本塁打 34打点 OPS・685

   投手 シルセス  4勝1敗 防御率3・96

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