マエケン「単純に実力不足」4回3失点降板で先発の役割果たせず

試合後の記者会見で悔しさをにじませる前田(撮影・小林信行)
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 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第1戦、カブス8-4ドジャース」(15日、シカゴ)

 ドジャース(西地区1位)の前田健太投手(28)はカブス(中地区1位)とのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦に先発し、4回4安打3失点で勝敗はつかなかった。打者19人に66球を投げて3四球、2奪三振。チームは敗れてシリーズ初戦を落とした。

 プレーオフ2度目の登板も試合をつくれなかった。4回4安打3失点。三、四回を無失点に抑えながら、五回の打席で代打を送られた前田は「徐々に感覚はよくなってきましたけど、一回、二回で3点取られましたし(五回に)打席も回ってきたので、本当に負けられない試合だったと思うので仕方のないことだと思います。自分の責任だと思います」と悔しさをにじませた。

 失点を許したイニングはいずれも最初の2人に連打を許した。この日の捕手ルイーズは8月末にトレードで補強された選手で、公式戦では1度しかバッテリーを組んでいない。4安打はすべて追い込んだ後だったが、「甘くいった球が打たれただけ」と多くを語ることはなかった。

 プレーオフ初登板となった10日のナショナルズとの地区シリーズ第3戦は3回4失点、63球で降板している。公式戦でチーム最多の16勝を挙げている右腕は、先発の役割を果たせていない現状に「ポストシーズンに入って、いいピッチングができていないのはメカニズムの問題とは全然関係ない。ただ、自分が投げミスしているのと、単純に実力不足だけなのかなと思う。しっかり投げ切れてないのが原因だと思います」と話した。

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