【ボート】松田G1初制覇!鋭さ発揮

 「ヤングダービー・プレミアムG1」(27日、尼崎)

 1号艇で人気を集めた松田祐季(29)=福井・98期・A1=が、インから他艇を寄せ付けず、堂々の逃げ切り勝ちで、自身初となるG1制覇を飾り、賞金1000万円とSG・ボートレースクラシック(16年3月16~21日・平和島)の出場権を手に入れた。2着に岡崎恭裕、3着には道中で追い上げた篠崎元志が入り、3連単は1030円と1番人気の決着となった。

 ニューヒーローの誕生だ。“北陸のジャックナイフ”の異名を持つ松田が、その鋭さを存分に発揮。自身初となるG1制覇を決めた。

 「ハレーションがすごかった。時計が見えなかったので、Sは緊張しました」と松田が言うように、尼崎特有の西日が選手らを苦しめる。ただ、そんな状況下でも自分を信じて放ったSはコンマ11の快ショット。そのまま1Mを先取りすると一気に後続を突き放し、栄光のVゴールを駆け抜けた。

 「流れはかなりありましたね」と今節を振り返ったように、4日目、シリーズの流れが一気に傾いた。首位を快走していた茅原が減点により脱落。西山と得点率で並ぶも、上位着順の差で予選トップに立つと、一度つかんだその“流れ”を、最後まで手放さなかった。

 「まだまだジャックナイフではないです。でも、果物ナイフくらいにはなれたかな。先のことは考えず、目の前の一走一走を頑張っていきたい」。G1ウイナーとなっても自身のスタイルは崩さない。一歩一歩着実に、今垣光太郎や中島孝平ら、同じ支部の偉大な先輩の背中を追う。

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