「デイリースポーツ後援　ＧＷ三国ボートフェスタ」（７日、三国）

　１号艇で人気を集めた萩原秀人（４４）＝福井・８６期・Ａ１＝が逃げて１着。１１戦８勝と圧倒的な強さで王道Ｖをつかんだ。３月の三国一般戦以来、通算６７回目、地元では通算２４回目の優勝。次節の当地一般戦でデビューを迎える息子・丈太朗に父の威厳を示した。２着は木田峰由季（福井）、３着には中島孝平（福井）が入った。

　ファンの祝福を受けて萩原は少しだけ表情を崩した。「すごくうれしいです」。荒天の影響で最終日が中止順延となるも「いつも通り、しっかり仕事をするだけでした」とリズムを崩さず王道Ｖをつかみ取った。

　全員がコンマ０台のスタート。スリットではやや遅れたが、自身の勘に狂いはなかった。他艇がレバーを放った中、伸び返して１マークを先マイ。「１コーナーはいい隊形で回れた」と手応え十分だった。

　福井支部をけん引する先輩として、そして父親として背中で示した。次節１０日から息子の丈太朗がデビューを迎える。「後輩たちはすごく頑張っているので応援してあげてください。丈太朗もよろしくお願いします」。萩原がこれからもファンを魅了していく。