サトノダイヤモンド産駒のコンヴィクション2の20、クラシックを狙える逸材「芝中長距離向き」
東西の注目厩舎の素質馬を紹介する2歳馬情報『厩舎編』。今回は池江厩舎の精鋭を紹介する。
22年は池江師が手掛けたサトノダイヤモンド産駒がデビューする。中でも注目はコンヴィクション2の20(牡)。「いい馬。シルエットが父に似ているけど、ひと回りコンパクトな分、仕上がりは早そう。芝の中長距離向き」と池江師。クラシックを意識できる逸材だ。6月頃の入厩をメドに乗り込まれている。同産駒ではダイヤモンドハンズ(牡)にも注目。「4分の3がアルゼンチンの血。向こうの芝も高速馬場なので、日本への適性が高そう。グッドルッキングです」とスピード決着に強そうなタイプだ。
半兄にベルーフを持つポルトドール(牡、母レクレドール)はモーリス産駒。「兄より若干コンパクトでスピードがありそう。ムキムキでもないし、血統的に中長距離でも走れそう」と幅広い適性を示している。
牝馬ではジャスティファイ産駒のオーサムリザルト(母ブロッサムド)が走りそうな雰囲気。「父譲りの大柄で、見栄えがする」と一見ダートっぽくも思えるが、「芝でも走らせたくなる柔軟性。いい馬です」と上々の手応えだ。夏入厩を目標にする。他では「マイルくらいが合いそう」と話すロードカナロア産駒アイヴィベル20、近親にダービー馬ワグネリアンがいるサンポーニャ(父モーリス、母テンダリーヴォイス)も楽しみだ。